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Atelier Area

アトリエ・エリア

木と共に生活する
歴史の紡ぎ手として受け継ぎ伝える

木造建築・古民家再生・モダン木造建築を得意とする
アトリエ・エリアです。

足守の家

軽快な屋根が印象的な住宅。
夏は風の通り道を作ることで、風通しがよく、冷房の使用頻度を少なくしています。

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御津の家

かやぶき農家の再生住宅。
閑静な山間部にある民家の再生、周囲の美しい風景を楽します。 以前はなかった間巾の土間を作ることにより、気持ち良い空間を作りました。

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カサトレス

木造3階建共同集宅。
一見、鉄筋構造のように見えますが、歴とした木造です。 外観一階中央に見えているのは集成材の筋カイです。

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ひしお

勝山の町中にある使われなくなった醤油蔵を再生し、 文化交流会館として生まれ変わりました。
四季を通じて、様々な文化的イベントを開催しています。

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真庭の家

築100年程度の住宅を再生。 現代の生活に合わせた平面計画により、2世帯住宅に生まれ変わりました。

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昭和の民家を、
日本料理店として改修しました

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花火が見える家

庭の好きなお施主様で、年間を通して庭を楽しめる大開口を居間の南に設けています

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夕日が見える家

瀬戸内海に浮かぶ島の美しい海岸。沈む夕日は絶景の絵となり景色を切り取る額縁として建築があります

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アトリエ・エリアについて

代表妹尾 重義一級建築士

1971年岡山生まれ
東京工芸大学 建築学科卒業後
岡山県立大学(研究生)、神家昭雄建築研究室を経て、平成24年にアトリエ・エリア一級建築事務所を設立

メッセージ

私が建築について勉強を始めた当時は、世の中はバブル経済最盛期で、スクラップアンドビルドと言われた時代でした。その中でいろいろと建築について学んでいるときに2つのキーワードが当時私の頭の中を埋め尽くしていました。1つ目は建築の場所性、2つ目は建築と時間についてです。
 前者については当時、もてはやされていたビル等についてのことです。当時は高層の商業ビルやマンションといった高層建築が数多く建設されました。それらの建物に入ると、その場所にいることや、自分がどちらを向いているのかわからない建築が多かったように 思います。わかりやすく言うと東京の20階もアメリカの20階も同じで、室内は空調設備により快適な温度・湿度に保たれて、窓からの景色は隣のビルと空が見える。と言うことで す。快適で、刺激的な仕掛けはしてあるのですが、何か足りないような気がしていたのを覚えています。その波は、高度経済成長と言われる時代とともに、日本中の街を同じ景観にしていきました。建築における場所性の喪失につながった時代であったと思います。
 後者のついては、時間が入ることによって良くなる建築と汚くなる建物についてです。良くなると書きましたが、平たく言うと「落ち着く」とか「味が出る」という意味です。建築とは本来寿命の長いものです。おそらく買うものの中で一番使う時間が長いはずです。長く建物を保つには、材料や工法について十分に考慮する必要があるのは当然ですが、実は意匠も重要な役割を果たしています。つまり、時間が長いということは「流行り」とか「廃り」の無い意匠にしていくことが重要です。時代の流れを反映させる部分については、交換可能にしていく等の工夫は必要ですが、建築の総括的なデザインについては、のちに交換することができないことが多いものです。これは古臭いデザインだから、建て替えよう。(直すより安価)という発想がどうしても出てきてしまう。世界には築100年程度の名建築がたくさんありますが、今見ても、古臭い意匠を感じさせることなく、かなり良いロケーションに建っているものが多いです。時間が入ることにより景観に馴染んでいる建築です。
前述した場所性を意識して人間の心理的に美しいと思えるものしか残らないのかもしれません。現代において、建築以外の買うもののサイクルが長くて10年の時代において、息の長い建築は現代の市場のシステムに反している異質なもので在ることは間違いないことです。

そのことを、皆様と一緒に考えていきたいと望んでいます。
 以上のことを念頭に置き、息の長い場所性のある美しい建築を目指して、エリア(場所・地域)という名称にしました。

平成27年3月26日

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